中高年転職

【徹底解説】ビルメンテナンスの1日のスケジュールとは?業務内容から時間配分まで詳しく紹介

「縁の下の力持ち」として、私たちの快適な生活を支えるビルメンテナンスの仕事。でも、その1日のスケジュールは具体的にどのようなものなのでしょうか?

この記事では、一般的な1日のスケジュール例を紹介します。

時間配分や業務の流れを知ることで、ビルメンテナンスの仕事への理解を深め、転職を考える上での参考にしていただければ幸いです。

ビルメンテナンスの主な仕事内容

ビルメンテナンスの仕事は多岐に渡りますが、主に以下の業務に分けられます。

1.設備管理業務: 電気、空調、給排水、消防などの各種設備が正常に機能するように点検・保守を行います。定期的な点検や修理、トラブル対応などが主な業務です。

2.環境衛生管理業務: 空気環境測定、水質検査、害虫駆除などを行い、建物内の衛生環境を維持・管理します。

3.修繕・営繕業務: 建物の老朽化した部分や故障した箇所を修理します。小規模な修繕から、専門業者への依頼、工事の立会いまで行う場合があります。


これらの業務は、建物の種類や規模、契約内容によって比重が異なります。

ビルメンテナンスの1日のスケジュール例(日勤勤務)

8:00 – 始業・朝礼: 出社後、制服に着替え、チーム全体での朝礼に参加します。

前日からの泊り勤務者の引継ぎ、その日の作業内容や注意事項、業者の修理、点検などの共有、連絡事項の確認などを行います。

9:00 – 巡回設備点検 建物内と敷地の設備の点検を歩いて目視点検します。自分たちで早期に設備の異常を発見できる大事な点検です。

10:00 – 監視室で待機 監視装置で警報が出たり、設備に故障や不具合の連絡があった場合、対応します。

12:00 – 休憩 昼食休憩を取ります。仮眠などもします。

13:30 – 月例点検 空調機、送排風機、消防設備、給水設備、電気設備点検などのうちから1つを選んで点検します。

14:30 – 監視室で待機

16:00 – 報告書作成、引継ぎ その日の業務内容や点検結果、修理状況などを日報や報告書にまとめます。必要に応じて、泊り者に引継ぎを行います。

17:00 – 退勤: 業務終了、退勤となります。

※上記はあくまで一例です。

ビルメンテナンスの1日のスケジュール例(泊り勤務)

8:30 – 始業・朝礼: 出社後、制服に着替え、チーム全体での朝礼に参加します。

前日からの泊り勤務者の引継ぎ、その日の作業内容や注意事項、業者の修理、点検などの共有、連絡事項の確認などを行います。

9:00 – 巡回設備点検 熱源機械室(冷凍機械、ボイラー、水冷チラーなど)、電気室(受変電設備、蓄電池設備、電力量計)、受水槽設備(受水槽、ポンプ)などを目視で点検します。

ボイラーや水冷チラーなどの薬液が減っていたら薬液の補充もします。

特に重要な設備の点検なので注意を要します。

10:00 – 監視室で待機 監視装置で警報が出たり、設備に故障や不具合の連絡があった場合、対応します。

12:00 – 休憩 昼食休憩を取ります。仮眠などもします。

13:30 – 巡回設備点検 熱源機械室、電気室などを点検します。

14:30 – 監視室で待機

16:00 – 報告書作成、引継ぎ その日の業務内容や点検結果、修理状況などを日報や報告書にまとめます。必要に応じて、日勤者と引継ぎを行います。

17:00 – 退勤: 業務終了、退勤となります。監視装置で警報が出たり、設備に故障や不具合の連絡があった場合、対応します。

18:00 – 休憩 夕食をとります。

19:00 – 監視装置で空調機や各装置の異常の有無や運転、停止状態を確認します。

20:00 – 監視室で待機

22:00 – 仮眠休憩

翌日

5:00 – 起床

6:00 – 巡回設備点検 熱源機械室、電気室などを点検します。

監視装置で空調機の運転状態を確認します。

7:00 – 1日の電気、水道、ガスの使用量を日報に記入します。

8:30 – 始業・朝礼: チーム全体での朝礼に参加します。

日勤者に引継ぎ事項があれば報告します。

朝礼後、退勤します。

※上記はあくまで一例です。

実際のスケジュールは、勤務する建物や時間帯、担当業務によって大きく異なります。夜間勤務や休日出勤がある場合もあります。