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ビルメン初心者でも安心!脚立を使った蛍光灯管・ダウンライト管の安全交換ガイド

ビルメンテナンスの業務にこれから携わる皆様、こんにちは!初めての現場では、覚えることがたくさんありますよね。

今回は、日常的に行う蛍光灯管やダウンライト管の交換作業について、未経験の方でも安全かつスムーズに行えるよう、基本的な手順と注意点をまとめました。

脚立を使う作業は、安全第一です!

この記事を読んで、安心して作業に取り組んでください。

作業前の心構えと準備

まずは落ち着いて全体像を把握

蛍光灯管やダウンライト管が切れていて暗くなっている場所を確認します。

照明が暗くなっていると連絡があった場合、場所を聞きましょう。何階の何室なのかフロアが広い場合は、東側なのか西側か壁側なのかなど。それと蛍光灯なのかダウンライトなのか何か所で何本必要なのか事前に聞きましょう。

入職したばかりで場所がわからない場合は、先輩に聞いたり、図面や監視装置で確認します。

必要な道具を揃える

●新しい蛍光灯管、ダウンライト管

型番を間違えないようにします。型番を間違えると取り付けた時にまわりの照明と色見が違ってしまいます。

●脚立

作業する高さに合ったものを選びます。十分、管球交換時に手が届きガタつきがなく安定する脚立を選びます。

●軍手

出来れば滑り止め付きのものを用意しましょう。

軍手は、作業時に誤って管球を落としてしまう危険を減らします。また、ダウンライト管などは、特に球切れしたばかりだと熱いので軍手があると便利です。

●ドライバー

カバーの取り外しなどに使用する場合があります。ドライバーは、1本でプラスとマイナスが使えるものが便利です。

●懐中電灯

暗い場所での作業に必要となる場合があります。

●鍵、セキュリティーカード

場所によって鍵やセキュリティーカードが無いと入れない部屋もあります。

●PHS、スマートフォン

何か不明な点があった場合や緊急時の連絡手段になります。

周囲の安全確認

●作業場所の状況の確認

周りに人や物がないか確認し、必要であれば人員を配置したりカラーコーンなどで立ち入り禁止の措置を取りましょう。

状況によりブレーカーや照明スイッチをOFFに出来れば、より安全に管球交換作業を行えます。

脚立の安全な使い方:基本を守って事故防止!

脚立からの転落事故は、60歳以上の特に高齢者に多く発生しています。死亡事故や重傷事故につながることがあります。

事故の主な原因は、天板にまたがったり、不安定な場所での使用、無理な姿勢での作業などです。

脚立は、使い方を間違えると非常に危険です。以下の点をしっかり守りましょう。

●安定した場所に設置

傾斜のある場所や床が滑りやすい場所は避け、必ず水平な場所に設置してください。

床が水や油で濡れていると脚立が滑りやすく、大変危険です。

●開き止めの確認を徹底

脚立の開き止め金具が完全にロックされていることを確認してから使用してください。「カチッ」という音がするまでしっかり開いてください。

開き止め金具のロックは、片側だけではなく、両側をロックします。

ロックを忘れると脚立が開いてしまい、危険です。片側だけのロックも脚立が歪んでバランスを崩してしまう事もありますので、必ず両側をロックしたか確認してから作業にはいりましょう。

●安全な昇り降りを心がける

昇り降りの際は、必ず両手で脚立のフレームを持ち、一段ずつ確実に足を乗せてください。

●踏み台の上部に乗りすぎない

脚立の天板や上部に乗らないこと、天板にまたがらないこと。不安定になりやすく危険です。

●身体を乗り出しすぎない

作業中に身体を大きく乗り出すと、バランスを崩しやすくなります。無理な姿勢での作業は避けましょう。

●脚立の移動は必ず降りてから

脚立に乗りながら移動するのは絶対にやめましょう。必ず一度降りてから移動させてください。

●誰かに支えてもらうとより安全

可能であれば、作業中は他の人に脚立を支えてもらうと、より安全に作業できます。

蛍光灯管の交換手順

落ち着いて丁寧に!!
一般的な直管型蛍光灯管の交換手順です。

●カバーを外す

照明器具のカバーを慎重に取り外します。カバーの形状によっては、スライドさせたり、ストッパーを外したりする場合があります。落下させないように注意しましょう。

古い建物だとカバーがガラスで出来ていることもありますので注意して下さい。

●古い蛍光灯管を外す

古い蛍光灯管を両手で持ち、少し回しながらソケットから引き抜きます。無理に引っ張ると破損する恐れがあるので注意してください。(照明器具によって蛍光灯管を抜き差しするタイプもあります。

●新しい蛍光灯管を取り付ける

新しい蛍光灯管をソケットに合わせて差し込み、回して固定します。奥までしっかり差し込まれているか確認しましょう。

蛍光灯が外れて落下しない事を確認するのが大事です。

●カバーを取り付ける

照明器具のカバーを元に戻し、しっかりと固定します。

ダウンライト管の交換手順

●カバーまたは枠を外す

ダウンライトのカバーや枠は、ネジで固定されているものや、バネ式のストッパーで固定されているものがあります。それぞれの方法に従って、慎重に取り外します。

●古い管(電球)を外す

電球のように回して外すタイプや、ソケットからまっすぐ引き抜くタイプがあります。無理な力を加えず、正しい方向に外しましょう。

●新しい管(電球)を取り付ける

新しい管(電球)を確実に取り付けます。ソケットにしっかり奥まで差し込んでいるか確認しましょう。

●カバーまたは枠を取り付ける

外したカバーや枠を元に戻し、しっかりと固定します。

作業後の確認を忘れずに!

正常に点灯すれば作業完了です。古い管やゴミをきちんと片付け、作業場所を清掃します。

作業が完了したことを先輩スタッフに報告することや日報の記入も忘れずに行いましょう。

まとめ

安全第一で、少しずつ慣れていきましょう!

照明の管球交換はビルメンテナンスの仕事で、日常業務的に一番多い仕事ですので、出来るようになることは、とても大事です。

初めての蛍光灯管やダウンライト管の交換作業は、不安もあるかもしれませんが、基本の手順と安全対策を守れば、必ずできるようになります。焦らず、一つ一つの作業を丁寧に行うことが大切です。

もし分からないことや不安なことがあれば、遠慮せずに先輩スタッフに質問してください。

安全第一を心がけ、日々の業務に少しずつ慣れていきましょう!

応援しています!