Uncategorized

ビル管に転職を考えている方へメリット・デメリットをわかりやすく、お伝えます

・この記事を読むとビル管の仕事を経験してきた私が感じた、ビル管のメリット・デメリットを知ることが出来ます。

・ビル管の仕事に未経験で就こうか迷っている方に、とても参考になると内容だと思います。

私が思うビル管の仕事のメリット・デメリットは、下記になります。

メリット

①泊り勤務明けの休みがあり、平日に休日がある。

責任者以外は、日勤勤務と泊り勤務がありました。日勤勤務の勤務時間帯は、普通の会社員と同じ時間帯の勤務でした。

泊り勤務は、朝8時~次の日の朝8時まで24時間職場に拘束され、休憩時間は、昼と夕方ので1時間ずつの2時間と夜の10時~朝の5時までの7時間が仮眠休憩時間でした。休憩時間は、合計すると9時間です。泊りは一人泊まり勤務でした。

勤務明けの朝の8時過ぎから休みになります。泊り勤務は、24時間、職場に拘束されますが日勤勤務を2日間したという形になります。シフト勤務なので土日以外に平日が泊り明けの休みや公休になることが多いです。平日が休みだと病院や歯医者、区役所などに用事があった時に便利です。また、遊びに行くのも土日と違って映画館、遊園地、温泉施設など他にもいろんな施設で人が少なく大混雑のストレスとは無縁です。旅行などでホテルの宿泊費、食事料金も安くできます。通勤時間が長い方は、泊り勤務があることで通勤時間を半分にできるメリットもあります。

②給料がちょっとい良い

定年後の転職先としてよくある仕事が、警備員、清掃員、ビル管だと思うのですが同じような中小企業であればビル管の方がお給料が高い傾向です。

また、社内規定で資格手当が出るものを取得していけば地味に毎月の給料が上がっていきます。

③運転をしなくよい

仕事で車の運転をする必要が無いので、交通事故にあって死亡やケガをすることも無いですし加害者になることもありません。また、運転免許も必要ありません。

④仕事を覚えやすい

基本、ルーチンワークがほとんどなので特に努力することもなく気付いたらできるように成ってました。設備の配管、機械の故障など難しい修理は、専門業者が対応していました。一時対応の簡単な修理や仮補修がほとんどでした。

⑤一人でする作業が多い

検針、点検作業などは、特に一人で作業することが多いので面倒な人間関係で嫌な思いをすることが他業種より少ないです。

⑥体力的に楽

ずっと立って作業したり、重たい物を持ったりする力仕事でもないので体力的には、かなり楽でした。この仕事自体、そういったところで年齢の高い方が多い職種です。

⑦年齢が高くてもできる仕事

わたしがいた現場では、最高齢が78歳の方がいました。一番多い年齢層は、60歳以上でした。そして70歳以上の方も数人いました。40歳代は、若者といった感じです。

体力的にも精神的にも他業種と比べるときつくないのである程度、高齢になっても続けられる仕事だとおもいます。

⑧残業がほとんどない

ほとんど退勤時間きっかりに帰っていました。たまに、病欠、機械の故障などの関係で残業もありましたが年に10回も無かったです。

⑨他のビル管の会社に転職しやすい

ビル管業界も人手不足、従業員の高齢化で大手建設会社や大手系列会社でなければ比較的、転職しやすい印象です。私がいたビル管会社の従業員の事を言うとほとんどの人が数年~長くて5、6年ごとにビル管の会社の転職を繰り返していました。

⑩納期が無い

工事業者や専門修理業者のような期限が無かったので、その点は、精神的にとても楽でした。

休日やプライベートな時間まで仕事の事を考える事は、ほとんどありませんでした。

⑪人間関係が割と楽

私が出会ったビル管の人達は、性格的に大人しく内向的な方が多かったです。そして、良くも悪くもやる気が無くレベルが高い感じではないので、競う必要が無かったです。

⑫自由な時間が多い

その日のルーチンワークをこなせば、あとは故障が発生したりしない限り基本、暇でした。特に泊り勤務は、24時間職場に拘束されますが平日は夕方以降、休日は朝からの24時間一人勤務でしたので自由な時間がかなり多かったです。

デメリット

①夏は暑く、冬は寒い

夏は、特にボイラーのある室内は40℃を超えることもありますので、とても暑いです。また、冬は外の作業や点検があると寒かったです。ただ夏も冬も何時間もその作業をしなければいけないという事は、ほとんどありませんでした。もし、修理などで長く作業しなければならなくなったとしても、途中で監視室で休憩、水分補給などをしました。庭師、屋外の警備員、配管工、電気工事の仕事と比べれば全然楽です。

②汚れ作業がある

空調機のフィルター清掃や設備の機械、配管内の清掃などで汚れる仕事があります。作業していて汚れが付かないように前掛け、ゴム手袋、長靴、汚れ仕事用の作業着などを着て作業しました。

③高い場所の作業がある

高い場所の作業では、蛍光灯交換をよくしたのですが、場所によっては1.5mの脚立では届かない場所もたまにありました。その場合は、長い脚立やスライダーを使います。蛍光灯交換以外では、受水槽の点検と清掃、クーリングタワーの点検と清掃があると備え付けのハシゴを使い高い所にのぼる事になります。

高所作業は、二人以上で行いヘルメット、滑りにくい安全靴、安全帯(命綱)を使って十分注意して作業しました。

④就職には、資格の取得が必要

未経験からビル管に就職するのに、よく言われる必要な資格として2級ボイラー技士、第3種冷凍機械責任者、第2種電気工事士、危険物取扱者乙種4類の4つの資格を取ることが大事だと言われています。資格が全く無い状態での就職は、難しいと思います。

最近の第3種冷凍機械責任者の試験を除き、他の3つの資格の合格率は大体50%ぐらいですので特別難しくは、ありません。自分が就職したいビル管理会社の求人内容でどの資格が必要か情報収集するのもよいと思います。

⑤一人で対応しないといけない場合もある

土日、祭日、正月休みなどの休日、夕方以降の責任者のいない時間帯で自分が1人の勤務になり、突発的に何かあった場合、自分だけで対応しなければいけませんでした。初めは、心細かったですが慣れてもいきましたが、一人で判断して連絡や対応作業に当たらないといけない場合もあります。

⑥現場によって当たり、外れがある

現場によって同じビル管の仕事でも忙しさが違います。よく聞かれるのが忙しい現場として大きい病院、ホテル、商業施設があります。逆にオフィスビルは、その建物にもよると思いますが楽だと聞きました。ですが、忙しい現場は給料が高めに設定されているというメリットもあります。

就職面接時などに可能であれば、敷地内の建物、機械室の見学、監視室の監視装置、検針表、日報、月例点検表を見れば設備の多さや一日の忙しさを知ることが出来ると思います。また、毎月の勤務表が見れれば従業員の出入りが激しいか確認出来ます。

まとめ

・ビル管の仕事は、肉体的にも精神的にも他の仕事より楽な部分が多いです。

・小さいビル管の会社でも給料が良いところもあります。また、資格取得によって月の手当てがちょっとずつ上がる事が多いです。

・職場の年齢層が高く、長く続けられる仕事です。転職も年齢によりますが意外と楽に出来ます。

・泊り、明け、休みの勤務を利用して平日を趣味の時間に使えます。

以上です。